企業ではデバイス制御を取り入れることが推奨されています。これを実施するメリットを知らないのであれば、具体的なメリットを知っておくことがおすすめです。
デバイス制御を実施するのであれば、社内のデバイスを一元管理することができ、社員による利用を任意で制御することができます。たとえば、接続することができるデバイスを限定することも可能です。会社で指定したUSBを利用することはできるけれど、社員の私物のUSBは使用できないという設定を行うこともできます。他にもスマートフォンやタブレットについても接続を制限することが可能です。端末ごとに禁止や制御を決めておくこともできるので、一般社員や派遣社員、管理職などの属性ごとに実施できる操作や接続できるデバイスを変化させることもできます。管理職は記憶媒体への読み込みも書き込みもできるけれど、それ以外の社員は読み込みしかできないという設定にすることも可能です。経営者や上層部が制御の内容を決めることで、企業に大きなダメージを与えかねないトラブルを未然に防ぐことができるようになるでしょう。
このようなデバイス制御を行うと利用が不便になると感じられるかもしれませんが、情報漏洩を防止することができるようになるという大きなメリットがあります。社内で情報教育を行っているつもりでも、残った仕事を片付けるためにUSBでデータを持ち帰ろうとする社員は少なくありません。仕事を片付ける目的だけではなく、情報流出を目的として故意に持ち出そうとする社員がいないとは言い切れないです。また、ウイルスにかかっている社員の私物端末を社用パソコンに接続されることで、社内の端末に大きなダメージが与えられたり、情報を盗み取られてしまったりする可能性もあります。制御を実施することによって、情報を失うリスクが大幅に軽減されるだけではなく、外部から感染したウイルスの攻撃による問題を防止しやすくなるというメリットを感じることもできるでしょう。
デバイス制御を実施すれば、機密性の高い重要な情報を漏洩させないようにセキュリティ性を高めることができます。社員教育を徹底することも大切ですが、制御を実施することでより強固なセキュリティを確保することができるでしょう。まだ自社にデバイス制御を導入していないのであれば、これを実施することにはどのようなメリットがあるのか確認した上で導入することを検討してみると良いです。