電子機器の発展は、私たちの生活を大きく変化させました。一昔前までは利用が考えられなかったような分野にまで、電子機器は利用するようになってきています。このような機器を利用することで、私たちの生活は格段に便利になってきました。
これまで数日単位でかかっていたような仕事が、ほんの1、2秒で終わってしまうということも珍しくなくなっています。このようなことから、仕事の効率というものは電子化によって数桁に及ぶほど上昇してきました。このことは企業における経営効率も高めることとなります。経営体質の強化に大変役に立ってきました。
ただこのような電子化によって、新たな問題が発生してきています。様々な事が簡単に出来るようになり、大量のデータを処理できるということから大変便利な世の中になったのですが、多くの場合においてそれらの電子的な取り扱いというものが、簡単に他の人に見られてしまうようなことになる場合もあります。
このようなことは、個人的な大きな問題にはならないのですが、会社でのように関わるようなものである場合には利用秘密などの問題もありますので避けなければなりません。ただ、ここで述べたような便利さと機密保持の要素というものは同じ仕組みから出る裏表のこととして現れてきますので、簡単に解決することは困難です。
同根である相反するこれらのことを、いかにうまく取り扱っていくかということが大きな課題となります。
より具体的に述べると、電子化で大変莫大な数の情報を一挙に取り扱うことができるようになってきました。またデータの移動などについても、従来の紙ベースであれば一部屋保存を占めるような情報でも小さなUSBメモリーに入ってしまうような状況になっています。
大変便利なので、このような物を使ったデータの移動というのが行われているのですが、あまりに小さなデバイスですので途中で紛失してしまうということが起きる可能性もあります。また、ウイルスなどのプログラムがこのようなメモリーに仕込まれる可能性も想定されます。
そのようなことから、特に機密情報などを扱う場合にはUSBメモリーなどの属性を特定し、接続されたコンピューターからコントロールを行うデバイス制御というものが大切になってきます。このようなデバイス制御を行うことで、安全で便利な情報処理が可能となります。
現在では、会社などに使われるUSBメモリーなどについては、ほとんどすべてがこのようなデバイス制御でコントロールされています。